いつも遊びに行くロックバーはたまにライブもやってて、今年の春に移転を機にステージを大きくしたこともあって手伝いでPAをすることになった。
今はRolandのM-200iっていうコンソールを使ってる。
この卓はiPadで操作することが前提で、本体には申し訳程度の小さな液晶しかついてない。
つまり何をするにもiPadがないとまともに操作できない。
で、iPadのAppはこんな感じで、レイアウトも操作系も意外とアナログの卓に近い感じでまとまってる印象。
昔いた会社にあった巨大なアナログ卓に比べると本当におもちゃみたいなんだけど、すべての操作がiPadだけで完結するっていうのは雰囲気的に嫌いじゃない。
ただこれに限ったことじゃないけど、App上のつまみってなんでこんなに操作しにくいんだろう?
スイッチ類は何も問題ないのに、摘みだけは本当に操作しにくい。
音的には…どうなんだろう?
ちょっと固い?
ハイが伸びない?
ヘッドルームが狭い?
的な感じはあるけど、箱の音響的な問題もあるから卓だけの問題とも思えない(笑)
で、昨日たまたま飲みに行ったら突然卓変えるかもって話になった。
M-200iを数ヶ月使ってきてようやく使い方にも慣れてきたところなのになんで???って思ったんだけど、交換候補の卓を扱ってる楽器屋の社長がたまたま飲みに来て一緒にパンフレット見たり話をしてるうちに、肝心のマスターそっちのけで妙に盛り上がっちゃった。
で、その候補の卓とは、YAMAHA TF Series。
これもM-200i同様iPadで操作ができるんだけど、M-200iみたいにiPadがないと操作できないってことはなく、卓に割りと大きめの液量が付いててそこで操作が可能。
しかもこの液晶はタッチパネルで、マルチタッチにも対応してる。
今の時代マルチタッチモニタなんて珍しくもないけど、卓の液晶がマルチタッチ操作対応って妙にハイテクな気がした(笑)
iPad Appはこんな感じ。
Appに関しては、UIとかRolandの方が好みかな〜。
社長いわく、M-200iと比べてヘッドルームも広いし粗さがないって事らしい。
ただチャンネルのアサインができないとか今より不便になることもあるらしいので、ボクからのリクエストとしてパッチベイをおねだりしておいた(笑)
TF Seriesで特に気に入ったことがある。
それはiPhone用AppでCueBox App「MonitorMix」があること!
ライブだとステージ上のモニタに各パートの音を返す必要がある。
レコーディングだと演奏者の脇にCueBoxっていうフェーダーのついてる箱があって、各自が自分の聴きたい各楽器のバランスを調整するのに対して、ライブの場合各演奏者の希望をPA側で調整してあげなきゃいけない。
出音も作らなきゃいけない(こっちがメイン)し、中音のバランスもとらなきゃいけないのは、正直ものすごく面倒で、前からCueBox的なものを置けると楽なんよね〜って話してたところだった。
現状PAをするのは多くても週に1回、少ない時は月に1回程度しかない。
PAはあくまで手伝いで本業じゃないから、多少慣れてきても1ヶ月も空いちゃえばすぐにAppの操作方法使い方忘れちゃう(笑)
もし本当に卓を入れ替えたら、使い方忘れないためにも飲みながらでも触ってられるよう卓の前で飲むことにしよう(笑)